「介護職員たんの吸引等研修(3号研修)」を開催しました。
6/16(金)ひまわり事業団大会議室にて、今年度第1回目となる「介護職員たんの吸引等研修(3号研修)」が開催されました。
「介護職員たんの吸引等研修(3号研修)」とは、ヒトの呼吸や栄養摂取の基本的な仕組みと、それを補完する喀痰吸引と経管栄養(胃ろうや経管栄養)の技術について、看護師が中心となって講師を務め、演習に重点を置きながらわかりやすく講義することで、ヘルパーや介護職員が、現場で一部の医療的ケアを行えるようになるというものです。
以前は、たんの吸引や経管栄養は医療行為にあたり、医師や看護師等しか認められていませんでしたが、平成24年4月から一定の研修を受けた介護職員等においては、一定の条件の下でたんの吸引、経管栄養の行為を実施できることになりました。これは、長年当団体が取り組んできた当事者運動や活動の中で、勝ち取った権利の一つだと思います。
当団体も県内の登録事業所になっているのですが、研修の中で、地域で生活している当事者が、自身の思いや生活について語るということも、当団体ならではの特色だと言えるでしょう。
人工呼吸器使用者などにとって、たん吸引や経管栄養などの医療的ケアは、地域で生活する上であたりまえに必要な介助のひとつです。当事者の命に直結する医療的ケアの確保は、「どんなに重い障害があっても、地域で共に生きる」ために、最も基本的かつ核心的な要素と言えます。
当事者の地域生活を後押しする当団体では、これからも多くの方に受講して頂けるよう、幅広く周知をしていきたいと思っています。
今後の研修の日程は、ひまわり事業団HP https://www.scil.jp/training/にてご確認いただけます。是非一度見てみてください。
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